「動画サイトの黒字化のヒントは広告収入にあらず!?」

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有料動画あんまり見ないですね。
無料サイトで気合で探します大体は。
Takumaです。
 

【CPC:Cost Per Click】
CPCとは、ネット広告の掲載料金の単位の一つで、クリック1回あたりの料金。Webページやメールに掲載したテキスト広告やバナー広告などがクリックされ、顧客サイトに訪問者が訪れるとCPC1回分の料金が発生する。このような課金を行なう広告をクリック保証型広告という。(by IT用語辞典)

 

利用者数が増加の一途をたどっていて、収入も去年より全体的に好調といわれている動画サイト。
が、「赤字」という二文字が今年の頭に踊りまくっていた。

▼takumart.net:過去記事▼
「動画サイトは大丈夫なのか?:前半」 | takumaの「デザインはあれでアートはそれで」
「動画サイトは大丈夫なのか?:後半」 | takumaの「デザインはあれでアートはそれで」
「WEBメディアでの動画の共存」 | takumaの「デザインはあれでアートはそれで」

(1)コンテンツのライセンス料:コンテンツ料
(2)回線にかかる料金、サーバーの維持費用:インフラ料
等に莫大の費用がかかる。これを上回る収益があるばいいのだが、一般に受け入れられている主流は無料配信。
ユーザーが増えているのなら、広告媒体価値があがるのでは!?と思っても実際は、動画という媒体の特性自体がWEBの広告モデルとマッチングしづらいという点があった。

上記のうちの記事。「動画サイトは大丈夫なのか?:後半」で取り上げていた、「ヤフーが(USENの)『ギャオ』を事実上傘下に収めた。」というニュース。
今年の春に向こう2~3年は絶望的な媒体としてもてはやされた、動画サイト事業にYahoo!が積極的なアクションを見せたことで、かすかな希望があるという見方があった。

あれから、夏がすぎ秋になろうとしてる昨今。動画サイト業界はどのように動いているのか?

■Gyaoがヤフーのテコイレで息を吹き返した!!■■■■■■■■■■■■■

常識破りの番組購入方法でヤフーの動画配信が黒字化へ | 週刊ダイヤモンド ITBizNews | ダイヤモンド・オンライン

上記で、動画サイトの採算化/黒字化の問題点として挙げられた、以下の2つの問題点。
単純な広告収入では、問題点を克服できない事は多くの評論があらゆる理由から語っている。
その事情をもう少し詳細にしてみよう。

(1)コンテンツのライセンス料:コンテンツ料
⇒広告収入や集客をするには、優良なコンテンツが必用。しかし、ライセンス料が高すぎる。
当然、そのようなものは有料コンテンツとして配信する。無料ライセンス動画で継続的に集客するのはかなり難しい。

ハリウッドの人気映画ならば、権利を持つ映画会社に事前に数百万~数千万円も支払っていた。
映画以外のコンテンツも同様に前払いが業界常識らしく、ライセンス購入時点では、広告収入がこの動画で得られるかは不明。ばくちのようだ。

(2)回線にかかる料金、サーバーの維持費用:インフラ料
⇒ユーザーが増加するなか、サービスレベルを下げる訳にもいかず、当然投資はつづく。

このような、事態にGyaoがどのような手法で黒字化したのか?

■有料動画配信サイトの新手法CPCタイプ■■■■■■■■■■■■■

ポイントは(1)の「業界常識」である。
ばくちのようと紹介したが、この習慣にまさにWEBという媒体らしいビジネスモデルを成立させたのだ。

動画が
・無料ならば、広告収入やアプリでの利用料金で収益をあげる。
・有料ならば、動画利用料をメインとして広告収入で利益をあげる。

▼ピックアップサイト▼
無料映像:映画、海外ドラマ、アニメほか|GyaO![ギャオ]

ご覧のとおり、Gyaoのビジネスモデルは有料動画が中心である。

ライセンス料を事前に版権基に払うという「業界常識」。
これを「CPC:Cost Per Click」タイプに変更したというのだ。

CPCとは、ネット広告の掲載料金の単位の一つで、クリック1回あたりの料金である。
ネットという媒体ならでわの広告モデルだが、ライセンスでも同様の形式を採用したことになる。

つまり、ライセンス料を事前に一括ではなく、動画が見られた回数によって、権利を持つ会社に、事後に利用料を支払う方法に変更したのだ。
当初は猛反発を受けたが、現在、同意した会社は大手映画会社やテレビ局をはじめ70社を超えているという。

「業界常識」を変えた点はすごいにつきる。

■Youtubeとニコ動は黒字化追随できるのか? ■■■■■■■■■■■■■■

Gyaoを有料型と紹介したが、無料(投稿)型メインの大御所といえば「Youtube」と「ニコ動」。
上記で述べた理由から、基本的には広告収入に頼らざるおえない実情が根本にある。

この事態に、「ロングテール」のアンダーソン氏が提唱したモデルを紹介した事がある。
(※ロングテールについては終焉説も各所で出始めているが。。。)

▼takumart.net:過去記事▼
「ロングテールの先にある動画広告と選択肢」 | takumaの「デザインはあれでアートはそれで」

(1)一般需要がある情報は「無料」で集客&広告媒体価値を向上させる。
(2)ニッチな情報を「有料」として情報提供料や情報料で採算をとる。
(3)そして、ユーザーにはそのコンテンツ内で「選択」ができる。

がポイントだが、フリーミアム(freemium:無料版と有料プレミアム版の組み合わせ)というモデルだという。

Youtube(2009年2月)とニコ動(2009年04月)共に、有料動画を導入している。
無料投稿型をメイン広告を収益源に、有料動画も配信するフリーミアムタイプの両者。

Gyaoの黒字化に追随できているのか?

「YouTubeは遠くない将来に黒字化期待」Googleがコメント -INTERNET Watch
⇒Youtubeの担当者がいう「将来」がどのくらいかは不明。

ニコニコ動画、有料ポイント制「ニコニコポイント」を10月導入–黒字化に注力:ニュース – CNET Japan
⇒有料ポイントサービス「ニコニコポイント」を10月より開始するが、一般ユーザーの障壁がまだまだあるネットマネー利用をクリアさせ、有料コンテンツの利用につなげられるのか?
しかし、動画配信のための回線費用などに月間3億円近い費用がかかっており、黒字化が大きな事業課題となっている実情に変わりはないようだ。

■TVもWEB枠へとメディア活用をはじめてる ■■■■■■■■■■■■■■■

有料動画のビジネスモデルでも大きな動きがあったが、動画系業界の大様と言えばTV業界。
いまだに広告業界ではこの業界のみCMでの広告収入にWEB広告業界は負けている。

が、TV業界も殿様商売では難しくなってきているようだ。

「TBSとテレビ朝日 ユーチューブで番組配信」:イザ!
YouTube にテレビ朝日、TBS が公式チャンネルを開設 – japan.internet.com Webビジネス

もはや、有料ではなく無料でYoutube等の媒体に投稿するまでになっている。
TBS はすでに、Yahoo! Japan、MSN、ビッグローブ、アットネットホームなどでニュース配信を行なっている。

双方とも、ページ内にあるグローバルナビのリンク先は各放送局のサイト。
あくまで、ページ単位で広告出稿しているような形だ。

しかし、TVの転用だけでなくWEBで独自の配信を先行して行っているのが、

▼ピックアップサイト▼
第2日本テレビ – 日テレの動画ポータルサイト

である、

▼参考サイト▼
「第2日本テレビ」が単月黒字化、地上波との広告連動で:ニュース – CNET Japan

当初は有料動画配信サービスとしてスタートした。視聴者はサイト内でCMを見てポイントを貯め、そのポイントで有料コンテンツを見るというもの。
その後、2006年4月頃より無料コンテンツが増加した。2008年10月からは完全無料モデルに移行し、2008年10月20日にはサイトをリニューアルした。

2009年1月に単月黒字化したと発表したが、その要因は下記の通り。

(1)サービスのFlashを使った無料化によるコストの軽減化。
(2)地上波とネットの両方で配信するという広告手法。
(3)広告主のニーズに合った映像コンテンツの制作。

(2)と(3)は既存でメディア提供ノウハウという基盤があるこそできるモデルである。
WEB業界の動画配信風習だけでなく、このような既存メディアの展開も考える必要がありそうだ。

■まとめ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

動画サイトといっても様々なモデルが生まれは多様化していく昨今。
そのモデル毎の黒字化は達成、もしくは継続されるのか。

これからも目が離せない。

■P.S:今日の気になったサイト■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

▼ピックアップサイト▼
soco coco そこここ

●んで、一言

赤い丸がモチーフとしてポップな印象をもたせているサイト。
全国の中小企業の地方特産品を全国主要都市の百貨店にて、3ヶ月~6ヶ月にわたり、「soco coco」という場所を提供することで全国的にPRしていくサービスモデルのようです。

難しい特産品PR店舗サイトという明確な商材がないテーマに対してビジュアルテーマがフィットしている印象をうけました。
各県が都心にショップを構えるようになってから暫くたちましたが、デパート業界の柔軟な対応はウェルカムですね。

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