「サイトにみるユーザ特性と企画・設計・デザイン」

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Yahoo!メディアアウトプットが好きです。
Google技術開発と改革精神が好きです。
Takumaです。
 

【縮図】
1 原形の寸法を一定比で縮小して描いた図。
2 現実の様相を、規模を小さくして端的に表したもの。「社会の―」(by Yahoo!辞書)

Yahoo!のトップページ。リニューアルして暫くたちました。
なんとなく新しいデザインにも慣れてきたころではないでしょうか。

リニューアル当初。こんな記事を取り上げた事がありました。

▼「Yahoo!トップリニューアルの道のり」▼

http://www.takumart.net/wordpress/archives/464

ブラウザの立ち上げ時の表示先に設定にする人も多いYahoo!のトップ。
以下の記事の表現は実に正しいと思いました。

■Yahoo! Japanは「社会の縮図」■■■■■■■■■■

もともと、ありとあらゆるメディアや情報の受け皿としての側面が要求されてきた経緯があるWEB。特にポータルサイトという分類のサイトタイプには、その側面が特に強く求められます。

様々なWEBを利用する人たちが行きかう主要都市の駅のような役割を果たしている、Yahoo!のトップですが、やはり「バランス」というのがキーワードになっていたとの事です。

▼トップページにみる日本のウェブデザイン–Yahoo! Japanは「社会の縮図」▼

http://builder.japan.zdnet.com/sp/homepage-2008

/story/0,3800087836,20378533,00.htm

前段で語られている、コンテンツのナビゲーション配置とユーザニーズを考慮した「お気に入り機能」の実装というところも気になる所ではあるのですが・・・

「最高の妥協点」というバランス感覚
という記事に深くうなずいた訳です。

- 一部抜粋 ————————————–
海外版ではメールや天気といったパーソナライズ機能の下に広告があるのに対し、日本では広告とパーソナライズの順が逆になっています。また、パーソナライズ機能の見せ方も、海外版ではマウスオーバーで詳細がみえる形式をとって場所を節約しているのに対し、日本では何もアクションを起こさなくても一望できるようになっています。

海外版のパーソナライズ機能はコンパクトに収まっているので、ファーストインプレッションでその下にある広告も見えるというメリットはありますが、毎回マウスオーバーしないと詳細を把握できないため、使いやすいかどうか意見が別れるところです。また、海外版の広告スペースは自社サービスへの誘導がほとんど。様々な広告が掲載される日本版とは重要度が異なります。

日本版ではCMをはじめとした他の媒体の広告を流用できるように、以前にはない大きさの広告スペースを用意し、場所も海外版より目立つ場所に配置して広告主への配慮がなされています。
————————————————–

という風に実装する機能がユーザに与える些細な違いでもコレだけ見た目には影響するという、いい事例ではないでしょうか。

マークアップ、ユーザビリティ、そして広告の三点のバランス感覚が必要とも語られていますが、これを決定していく仮定というのは、想像を絶する困難があると思います。

Takumaも「コンテンツの企画/設計/デザイン/ディレクション」と比較的、上流から下流までの工程に幅広く携わっています。

過去にゲームサービスや教習所関連情報等のポータルサイトの新規構築やリニューアルの設計やデザインに携わったことがあるのですが本当に大変でした。

■マークアップ(サイトの目的機能)■■■■■■■■■

⇒Yahoo!の場合はリリースから暫くはリンクの集合対としての役割が中心に行われてきました。近年は様々なWEBサービスにシフトした経緯があります。

旧トップページにあった目的別リンクが「遊ぶ/食べる・・・等々」が新トップから消えたことは火を見るより明らかな事実です。

当然、ユーザーからみれば、サイトにくる目的になるのですが、これがトップページに無ければ無駄に直帰率を跳ね上げ、顧客離れが進んでしまう事になるのは当たり前ですよね。

ユーザの潜在ニーズをマーケティングデータから汲み取り、そのニーズを満たすことが出来るコンテンツの「あるべき姿」の工程に携わるには、製作系の出身なら「企画」に携わる事が必要になります。後の「広告」という側面にみられる、WEB以外のビジネスモデルとの関わり合いを、色々な人と調整して形にしていく事が、製作ディレクターorプロデューサーには求められます。

■ユーザビリティ(サイトの使いやすさ)■■■■■■■

⇒いくら、機能やリンク集が充実していても・・・使いづらかったり、見つけられなければユーザはストレスをためて、逃げてしまいます。

色彩学/人間行動学/行動心理学 とか色々、呼び名はあるとは思うのですが・・・
いいサイトをたくさん見て共通点を探し出して、その経緯をモンタージュしてみるしかないですよね。

WEBの場合、その解説書がでる頃には大抵、古い考え方になってしまうので、日常的な情報収集が一番のキーになってくると思います。

最近、やっと認められてきた職種ですが、これの基礎部分を担うのが「インフォメーションアーキテクチャー」であり、ビジュアルでそれを昇華/強化させるのがデザイナーだと思います。(ブランディングサイト等だとパワーバランスと役割が変わりますが・・・)

加えて、WEBの特性であるマークアップや可変性等も考慮すべき点なのでコーディング側面の知識も必要となってくると思います。

■広告(媒体価値/広告収益)■■■■■■■■■■■■

⇒製作関係者(特に現場)からして見れば、邪魔と思ってしまうようなこの要素。
実際は、開発の機会と成長材料を生み出すとっても大切な要素である事を意外と理解していない開発者は多いです。

お金がもらえなければ(媒体価値)が無ければ、誰も広告だしてくれない(広告収益があがらない)と、私達のようなプロの開発者は、ご飯にありつけません。
(つまりは、参入ハードルが低いWEB業界では開発者自身の存在意義と差別化も命題の一つになるわけですが・・・)

特にポータルサイトで広告収益がないとなると、存亡の危機になります。
車の広告促進のためのFlashサイトとは違い、そのサイト自体でのビジネスモデルの成立がある程度、サイトの存在目的にイコールするからです。

これはディレクターとアーキテクチャーがマーケティングと営業さんと、「あーでもない、こーでもない」をリリース後も常に繰り返す難しい問題です。

■これら3つの要素のバランスが大事■■■■■■■■

というように、どれが掛けても成立しないのですよね。
ポータルサイトは・・・ある程度の規模の会社になると受託開発のみだと売り上げが頭打ちになりますし、ビジネス機会の創出の為に自社メディアを持とうとするところも少なくありません。

メディアとして媒体価値が世間に認められる為には、時間も金も労力も・・・運さえも必要となるとはおもうのですが、そう考えると常にお手本となりうるアウトプットを出しているYahoo!は、凄いのだなと思います。
(※個別要素で時々、へんなの!!というのはありますがw)

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