「Yahoo!トップリニューアルの道のり」

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「トップリニューアル」WEB開発基本的に大変です。
リニューアルはしがらみも大変です。
Takumaです。
 

【トップページ】
トップページ(メインページ):そのウェブサイトの「顔」になる部分。(by ウィキペディア)

ちょっと前までポータルのトップリニューアルが多発してたよねという今日この頃。Yahoo!を皮切りだったように感じてなりません。
(※みんな考えていたんだろうけど、アクションが早かった。)

特に設計者やディレクターの皆様向けなのですが、ものすいごい苦労話のレポートが載ってました。Yahoo!のトップリニューアル開発日記です。これだけのサービスになると、想像するだけで・・・うん。すんごく大変そう。

▼ウェブ開発物語▼
http://it.nikkei.co.jp/internet/news/index.aspx?n=MMIT2B000024042008

以降、記事の抜粋と個人的なぼやき。

■リニューアルプロジェクトが動き始めた■

10周年を迎えたヤフーは、次の10年を見据えたコンセプトを打ち出し始めていた。
ポイントは以下の通り。

・携帯やテレビなどパソコン以外でも使ってもらえるようにする「エブリフェア」

⇒mixiとかは携帯ユーザが多いですよね。
テレビもデジタル放送が迫ってますね。ネットだけがデジタルコンテンツではないですよね。

・RSSやAPIなどの技術を使って外部のサイトでデータや機能を使えるようにする「オープン化」

⇒チープ化現象が近年のWEB業界では起きています。
全て一から作る事は、少なくなってますね。
(※しかしながら、運営でのリスクも考慮しなければいけませんが。)

・ユーザーが発信する情報を束ねる「ソーシャルメディア化」

⇒近代ネットの大原則ですね。
プロがいくらがんばっても、大衆の力に比べれば、 情報を作るリソースから考えると今や微々たるものです。 しかしGoogleと違って、Yahoo!の方針は人が情報に関与するからこそ、クオリティを維持できるという考え方ですが。

・より地域に密着した情報を提供する「地域化」

⇒地域コミュニティ(ご近所づきあい等)が希薄化。
している近代ですが、たまり場的なコンテンツを作る事かと思います。
特に、高齢化が進んでいるので、これからは時間のあるシニア層サービスがあついのではないでしょうか。

■次の10年を見据えたデザインに■

・ヤフーのアクセス自体は06年から07年にかけても順調に伸びていた。
・チームは今後の10年を見据える上でトップページを刷新するという結論になった。

⇒英断ですが、10年を見据えるというのはネットではカナリ難しいですよね。

■旧トップページの問題点:アイトラッキングでわかった事■

・右脇の「トピックス」と呼ばれるニュースの見出しを表示していた部分
・検索キーワードを入力するボックスの左側あたりに偏りがあり、その他のコンテンツに十分に注意を引けなかった点。

⇒ページ内での導線シナリオは当然、人気コンテンツに左右されるという事なんですよね。

■5体の「ペルソナ」:仮想の人格■

・ペルソナの属性は例えば「男性」「32歳」「独身」「一人暮らし」「土日は彼女とデート」「日経新聞を購読」といった具合。
・ペルソナたちが何度もアクセスしてくれるようなサイトが目標
・その為には、来るたびに更新感を出す必要があった。

⇒ターゲットの輪郭を分かりやすくする為ですね。刑事ドラマみたいですが。

そして、

・ニュースを中央に配置:来るたびに違うニュースがあれば、サイトが更新されている気がして、頻繁にアクセスしようというモチベーションを発生させる。
天気や地域の情報を右列に表示するようにしたのも、更新性を出すためだった。

⇒ポータルサイトの宿命ですね。情報の新鮮さがないとポータルに来る理由は検索の中継地点しか、あまり意味が無くなってしまいますし。

■8割のユーザーは旧デザインに戻した■

・10月末にはリニューアルが正式発表され、ベータ版として10%のユーザーを対象にリニューアルデザインを公開した。
・新しいトップページデザインを見たユーザーは、気に入らなければ旧デザインに戻すことができた。
・8割もの人が、旧デザインに戻したという。

⇒リニューアル時の避けては通れないジレンマですが、慣れを促進しないと既存ユーザーを他の競合に取られてしまいますよね。慣れやすい設計にするのもリニューアルで大切。でも、このPMは想定内と踏んでたのだから、肝が据わってる。

■アクセス数は予想以上■

1月1日、リニューアルは実施された。ユーザの動きは・・・

・トップページからカテゴリーへのリンクを大幅に減らした影響で、「トップページ→カテゴリー」というユーザーの動線は大幅に減った。

・検索機能からの流入やニュースページからの流入が増えたことによって、リニューアル前と同じ水準を維持している。

・日経BPコンサルティングによると「リニューアル直後に実施したユーザー調査では、ユーザビリティーに関するポイントが大幅に下がったとの事。

・MSNやインフォシークなどが4月にリニューアルしたが、いずれもヤフーと近いデザインとなっている。このことも、ヤフーのリニューアルのデザインが一般的に支持されていることの表れだろう。



なるほどー。まだ、Yahoo!のヘビーユーザーは慣れきってないにしろ成功という記事の結論付けになっています。

大型リンク集のパイオニアとして君臨しつづけてきたYahoo!ですが、
・サービスの多角化、多メディア化(SNSやブログとかとか)
・検索手段の多様化(画像/映像/辞書/ブログや各内容に特化した検索とかとか)
・ネット技術の成長(Ajaxや映像を始めとしたメディア多様化とインフラ強化とかとか)
もあいまって、その存在意義が急激に変わっているというのが、個人意識レベルで痛感した出来事だったのではないでしょうか。

冒頭の「エブリフェア」もそうですが、いろんなメディアが淘汰されるというよりも統合されていくのが今後の10年だと思います。とってもスリリングですが、小手先のスキルでは変革の波の中で踏みとどまれないのではないでしょうか。

・・・うううっ、10年後か。勉強しなおさないと。

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